StreamTransportのトラブル解決法
あまり知名度のないStreamTransportというダウンロードソフトの解説です。このソフトはシンプルに使えるダウンローダーなのですが、トラブルも多くて有名です。それぞれの対処法をまとめてみました。
StreamTransportの使い方
まずはじめにStreamTransportとはなんぞや?という人のために、このソフトをご紹介しましょう。
StreamTransportは無料で使えるダウンロードソフトです。
ダウンロードできる対応サイトは、YouTube、ニコニコ動画、FC2動画、veoh、Joost、Yahoo!Videoなどがあります。
ソフトの画面から動画サイトへアクセスし、ダウンロードボタンを押すだけの簡単ダウンローダーです。
通常はダウンロードソフトとブラウザを行ったり来たりしますが、このソフトはメイン画面の中でブラウザ検索ができるので一つの画面で検索とダウンロードが完結できます。
しかし現在は開発元が開発を中止している状態なので、いろいろとトラブルが出ている状態です。
ウイルスが入った
StreamTransportを導入してからセキュリティソフトがウイルスを検知したり、広告が急に表示されたりと、ウイルスが原因と思われる症状が出ているようです。
これは、StreamTransportのインストール時になにもせずに次へ次へと進めてしまい、いつの間にか悪意あるプログラムをインストールしてしまっているのです。
インストールを開始させると、。おすすめナビゲーションサイトとして「Hao123」をおすすめしてきます。ここでカスタムインストールにチェックを入れ、下部の2つのチェックを外します。
次は「PC Rec」というプログラムです。ここはNextとSkipしかないので多くの人はNextを選んでしまいがちですが、NextにするとPC Recがインストールされてしまいます。
次は「PC Speed Maximizer」です。これも同じようにSkipを選択してインストールを防ぎます。
そのあとも次々とプログラム名が出てきます。これらも同じように全部Skipして飛ばしてください。
最後はデスクトップへのショートカットを作成にチェックを入れて、インストールを完了させるとよいでしょう。
これで怪しいプログラムを全て排除できました。セキュリティソフトでもウイルス検知はなくなるでしょう。
あと、Hao123がインストールされてしまった場合の削除方法も書いておきます。Hao123はまずコントロールパネルのプログラムのアンインストールから削除を行うのですが、これだけではブラウザのトップページ指定が変更されたままなので、ブラウザの設定も行っておきます。
ブラウザはどのブラウザでもトップページのURLを指定させることができます。ここがHao123のURLになっている状態なので、ヤフーやグーグルなど使いやすい検索エンジンに戻しておきましょう。
StreamTransportがクラッシュして動かない
StreamTransportがクラッシュする原因は、IEが推奨バージョンではないことが挙げられます。
対応IEのバージョンは10です。11では正常に動作しません。以前公式サイトではIE11版の本体ファイルが出ていましたが、これは失敗のようです。
そのためIEを10にして使う必要があります。
しかしIE10はWindows7までのOSしか使えません。Window8や10の人は使えないのであきらめましょう。
Windows7であれば、「Windowsの機能の有効化または無効化」でIE11を無効化することで、11を削除できます。IEは最新バージョンがアンインストールされると自動的に一つ古いバージョンが使えるようになります。そのため11をアンインストールすることでIE10が使えるようになります。
この状態でStream Transportをインストールすれば問題ありません。
IE10でもStream Transportが使えない
IE10でも使えない場合は、「Windowsの機能の有効化または無効化」からIE10を無効にしてしまいましょう。これで確実にソフトが動作します。IE10を無効にしても削除ではないのでいつでもIE10を使うようにできます。
YouTubeからダウンロードができなくなった
YouTubeからダウンロードができなくなった場合、YouTubeで大幅な仕様変更があったのだと思います。通常はダウンロードソフト側がプログラム修正してまたダウンロードできるようにアップデートを行うのですが、Stream Transportの開発はすでに中止されており、改善は見込めないでしょう。
その他のダウンロードにおいても、ダウンロードできていた動画サイトがある日ダウンロードできなくなった、という場合は動画サイトの仕様変更が考えられます。
多くの場合はもうこのソフトでダウンロードはできないと思います。